今回は今までたくさん質問を受けてきましたECサイトを立ち上げるのに何が良いのかという疑問に対してのお答えとなるビデオです。 初心者が米国でECサイトを立ち上げる際に候補として考えられるプラットフォームを5つ挙げてメリット、デメリットをご説明します。 「ウェブサイトを無料で作る為のサービス 5選」でもいくつかはご紹介しましたので、併せてご覧ください。初心者が米国でECサイトを立ち上げる際に候補として考えられるプラットフォームを5つあげてみました。
初めてウェブサイトをつくってECサイトを立ち上げたい方には始めやすいツールです。 メリットとしては使い方が簡単なこと。さすがに10年近く実績がありますので、初心者のユーザー向けにわかりすく、ほぼすべてドラッグアンドドロップで行えるようになっています。
デメリットは、プロには使いづらい点。数字で細かいレイアウトを設定したりできませんので、ウェブをある程度作れる方には思った通りにできない、というちょっとした不完全燃焼感が残ってしまうのはしょうがないかもしれません。
米国の数あるウェブサイトビルダーサービスの中で、おそらくSquarespaceがもっとも使われているのではないでしょうか。レストランなどの飲食店で使用されているのをよく拝見いたします。
メリットは簡単で使い易い且つ、デザインがかっこいいこと。テーマを使ったウェブサイトを作るのに向いており、テーマのデザインがwixよりかっこいいです。個人的には最近wixがSquarespaceに寄せてきてるなと感じています。
予約やアポイント、機能拡張などが別のサービスのような形で豊富にあるのでやりやすいですが、初心者に使い易くしているので、完全オリジナルなものを作ろうすると無理があるのがデメリットでしょう。
ECに関してはカート機能は使えるが、細かい設定はできません。ある程度の機能でOKという方にはwixよりオススメです。
Squareが買収しているので、Squareのプラットフォームを使っているお店がECコマースのウェブサイトを立ち上げたい時に最適です。 2020年に急にきたコロナ禍で実店舗の経営が行き詰まった方々が速攻でこのSquareからのWeeblyでECに切り替える対応をされていました。
最大のメリットはSquareで繋がっており、お店の決済とECコマースの決済が同じプラットフォームで実現できる点です。このメリットが非常に大きく、決済サービスというのがどれだけ飲食店に重要なのかを示す結果だと思います。
デメリットは機能がそこまで豊富ではありません。ベーシックな機能はあるが、細かいことはできず、ECで言えば配送やサブスクリプションの機能もありますが十分ではないような気がします。
これもアメリカでは大変よく使われています。2020年、弊社が相談を受けた数の上ではもっとも多かったのはShopifyの仕事だったと思います。
メリットは機能が多いこと、プラグインも多く、ほぼだいたいのことが実現できます。決済系のコアな部分はいじれないですが、ある程度のところは
liquidという言語を使ってカスタマイズできます。
デメリットは使用料が高いこと。カスタマイズをがっつりされたい方は、月額299ドルも掛かります。更に我々の開発費用が乗るとかなりのコストです。
Shopifyを使われている方は月額29ドルのベーシックで出来ることをやられているのではないかと思います。
wordpressを使ってのEC、王道ですね。
wordpressでページを作ってECを埋め込む方法で、EC機能のプラグインを使います。基本的な情報を伝えるページがあってそれにECを付け加える感じです。
ページのデザインやレイアウトは非常に細かいところまで作り込めます。
デメリットとしてはECのプラグインによりけりなので、どのプラグインを使うかによって、かなりの違いが生まれますし、一度組んでみないと全体像がわからないこともある辺りが初心者には難しく、経験が必要なのかなと思います。
6、完全オリジナルECサイト
これまで米国でよく使われているプラットフォームを5つご紹介しましたが、ではプロの我々が何を使っているかと言いますと、上記のようなプラットフォームは使わず、ここ最近はGraphQLとGatsby.jsなどを使い、決済は[Stripe](https://stripe.com/)を利用して完全オリジナルなECを作っています。
メリットは完全オリジナルなので、頭の中で描いてるやろうと思っていることは大体できます。デメリットとしては、完全にいちからの開発なのでそれなりの時間と労力がかかる点です。
ECサイトを作るには色々なプラットフォームややり方がありますが、例えばたったひとつの商品を売りたい方は完全オリジナルでやる必要はなく、Shopifyやweeblyで作った方がいいです。一方ですごい物量の商品がある場合やインベントリーをどう管理していくのかなど、込み入ったものはプラットフォームやプラグインに頼るのではなく、完全オリジナルで作るのもありなのでは、と思っています。